メインコンテンツまでスキップ

日本語フォントについて

日本語フォントの規格

日本語は約2968文字存在する。(ひらがな全106文字、カタカナ全106文字、常用漢字1965字、人名用漢字751字)この他にも機種依存文字・絵文字・アルファベット等の日本語内でも常用する外国語文字等を含めると日本語のフォントデータに含まれる文字数は膨大になる。 そのため日本語のデジタルフォントデータでは、どの文字を含みどの文字は含まないかを規定するための基準を存在する必要があり、この文字集合規格をアドビシステムズ社が開発した。最初に作られたこの規格がAdobe-Japan1(AJ1)と呼ばれ、AJ1-0からAJ1-6までの7種類が定義されている。番号を多いほど含まれている字数が多い。

この規格について特別意識する必要がないが、日本語フォントの名称には「Std/Pro/Pr5/Pr6」という商品記号がつく、この商品記号と規格は以下のような対応関係にある。

規格商品記号文字数
AJ1-0-8,284
AJ1-1-8,359
AJ1-2-8,720
AJ1-3Std / StdN9,354
AJ1-4Pro / ProN15,444
AJ1-5Pr5 / Pr5N20,317
AJ1-6Pr6 / Pr6N23,058

また、Std / StdNやPr6 / Pr6Nのように"N"の有無にも意味がある。 日本産業規格(JIS)で、2004年に新しく設定された日本語の規格(JIS2004)が生まれた。(この規格によりいくつかの文字の字形が変更された。) この新しい規格に対応したフォントデータには、末尾に"N"がの商品記号が付与される慣習となっている。そのため使用可能であるならば基本的に末尾に"N"があるものを使用する。

日本語フォントの適用

日本語サイト内のテキストには、欧文テキストと日本語テキストを織り交ぜている文章が多く存在する。数字・アルファベットにも、全角(Zenkaku)と呼ばれる文字幅の広い"1"や"A"と英文の"1"や"A"が混在している。そのためCSS指定されたフォントの順番によりフォントの適用範囲が変化してしまう。日英のフォントを複数指定すると各端末により複雑に字面の見た目が変化してしまうため、すべてのテキストを日本語フォントにしたいだけであれば、英語フォントの指定を混在させる必要性はない。 以下の文字列を例に適用されるフォントのパターンを説明する。

ABCD123, ABCD123、あ、ア、阿

例1

font-family: Helvetica, '游ゴシック', 'Yu Gothic', sans-serif;
  1. OSにHelvetica游ゴシック/Yu Gothicが存在する場合には'ABCD123,'まではHelveticaが適用され、'ABCD123、あ、ア、阿'には游ゴシック/Yu Gothicが適用される。
  2. OSにHelveticaが存在しない場合、全ての文字列に游ゴシック/Yu Gothicが適用される。(游ゴシック/Yu Gothicの英数字のデザインにはFranklin Gothicの書体に似たものが採用されている。)
  3. OSにHelvetica游ゴシック/Yu Gothicが存在しない場合、Generic-familyとして指定されているsans-serifからシステムデフォルトのsans-serifフォントが適用される。

例2

font-family: '游明朝', YuMincho, Garamond, serif;
  1. OSに游明朝/YuMinchoが存在する場合には全ての文字列に游明朝/YuMinchoが適用される。
  2. 游明朝/YuMinchoが存在しない場合は、その次に指定されたGaramondが'ABCD123,'まで適用され、その他の日本語文字列にはGeneric-familyとして指定されているsans-serifからシステムデフォルトのserifフォントが適用される。(この状態が端末により意図的な見た目と反するものになってしまう可能性があるので注意が必要。)

日本語フォントの種類

よく利用されるSans-serif

FontWinMacCSS指定
游ゴシック / YuGothicYuGothic, 'Yu Gothic'
ヒラギノ角ゴ / Hiragino Kaku Gothic×'Hiragino Kaku Gothic ProN', 'Hiragino Kaku Gothic Pro', 'HiraKakuProN-W3'
ヒラギノ角ゴシック / Hiragino Sans×'Hiragino Sans', 'ヒラギノ角ゴシック'
源ノ角ゴシック / Source Han Sans / Noto Sans JP××'Noto Sans JP', 'Noto Sans CJK JP'

その他のSan-serif

その他に以下のような日本語のWeb Safe Fontsもあるが、過去のフォントで現在は見た目的に好まれない事が多いので特別な指示がなければ、Generic-family(総称フォントファミリー)で指定するだけの処置でも問題ない。

FontWinMac概要CSS指定
MS ゴシック (MS Gothic)×最も古い日本語のデジタルフォントの一つ。基本必要ない
MS Pゴシック (MS PGothic)×MS ゴシックのProportional Font'MS Pゴシック', 'MS Pgothic'
HGゴシック×MS ゴシックと販売元が違う。字形やデザインに大きな差はない。基本必要ない
メイリオ (Meiryo)×過去はMS ゴシックより美しいとされよく使用されていた。'メイリオ', Meiryo
Meiryo UI×UIでの使用を目的に字幅を縮めたMeiryo基本必要ない
Osaka特になしOsaka

よく利用されるSerif

FontWinMacCSS指定
游明朝 / YuMinchoYuMincho, 'Yu Mincho'
ヒラギノ明朝 / Hiragino Mincho'Hiragino Mincho ProN', 'Hiragino Mincho Pro', 'HiraMinProN-W3'
源ノ明朝 / Source Han Serif / Noto Serif JP'Noto Serif JP'

その他のSerif

その他に以下のような日本語のWeb Safe Fontsもあるが、過去のフォントで現在は見た目的に好まれない事が多いので特別な指示がなければ、Generic-family(総称フォントファミリー)で指定するだけの処置でも問題ない。

FontWinMac概要CSS指定
MS 明朝 (MS mincho)×古くからあるフォントだが、あまりに汚いのでほぼ使われない。基本必要ない